さりげなく 
Friday, August 28, 2009, 19:29 - 一般
更新してみました(笑。
気付けば丸々4ヶ月放置してました。
またぼちぼち更新を開始しようと思いますので
たまには覗いてみてください。


最近、お気に入りの作家さんの本が集中して発売しましたので
入場券を買い西船駅ナカの書店にて、まとめて購入してきました。

「看守眼」 横山秀夫
「あるキング」 伊坂幸太郎
「花と流れ星」 道尾秀介
「ダブル・ジョーカー」 柳広司


早速、「あるキング」は読了しましたが、とても期待はずれでした。
更に言うと、伊坂作品の中で一番好きではありません。
登場人物の行動や考えに全く共感出来ず
感情移入が出来なかったので、読後に何も残ってません。
何か伝えたい主題はあったのでしょうか?


と言う事で、週末は残りの本を読んで過ごします。


お久しぶりの読書の話題 
Friday, April 24, 2009, 17:00 - 一般

残念ながら今回は、道尾秀介さんの作品はありませんでしたが、
伊坂幸太郎さんの「合コンの話」は最高でした。
文体や構成は少し変わっているのですが、いかにも伊坂さんっぽい作品で、
いわゆるおしゃれな会話(嫌いな人には鼻につくらしい)と
巧みな伏線回収で、伊坂短編で一番のお気に入りです。
逆に、つい最近読んだエソラvol.7の短編「ギブ」は
何か言いたいのか訳分かりません(笑。



東野圭吾さんのSF小説です。
相変わらず映画化されそうなスケールの大きな話です。
厚めの本ですがストーリーのテンポが良く、
ドキドキしながら一気読みしました。
しかし、結末が今一納得出来ていません。
整合性が取れてないような気がして仕方ありません。
当然、サイエンスフィクションですので、
深く考えてはいけないのですが、もう少し納得出来る
説明があれば良いとは思いました。
SFはあまり読まないので向いていないかもしれません。

一緒に現在ドラマ化されている「名探偵の掟」も買いましたが、
3話目で断念しました(笑。
希望者に差し上げます(笑。



横山秀夫さんの作品が面白いとのお話しを頂き、
「クライマーズ・ハイ」「震度0」「臨場」「ルパンの消息」と読ませて頂きました。
全部良い作品だったのですが、その中でも
文句無しに面白かったのは「ルパンの消息」です。
これが15年以上前のデビュー作とは素晴らしいの一言です。
安楽椅子探偵(現場へ出向くことなく頭の中だけで推理する)風で
やや強引ではありますが、それでも2転、3転する展開に
思わず何回か「えっー!」と口に出してしまいました(笑。

これは、絶対に読むべきでしょう。絶対に読むべきでしょう。
とても大事な事なので2回言います(笑。

「臨場」も私の好きな連作短編小説で、めっちゃ面白かったです。



最後は一人一冊は必ず持っておかなければいけない必須の本
「青木真也の総合格闘技入門」です。
皆さん、持ち込みOKでここから試験問題出しますので、
必ず買っておくようにして下さい(笑。 ←学生時代の体験

4月29日のM-1チャレンジ、5月10日の修斗と観戦に行ってきます。
後は5月2日の戦極に行ければ、GWは格闘技三昧なのですが。


planet earth from uk 
Friday, February 13, 2009, 20:04 - 一般
ご存じのとおり、今は歴史的な円高水準となっています。
日本の企業の多くは、その利益の大半を海外で得ている為、
円高は日本の経済にとって、深刻な悪影響を及ぼしています。

しかし、別の視点から考えれば、円の価値が上がることは、
単純に持っている円の資産価値が上がることですから、
悪いだけとは言えません。

そこで、今は海外通販で買い物をするのが非常にお得です。
今回、Amazon.co.ukで購入したのは、プラネットアースのブルーレイ(BD)全巻セット。
日本では、DVD版の全巻を揃えるだけで3万円以上しますが、
Amazon.co.uk では、BD版でさえ、3,300円程度で購入できるのです。
ポンドが一時の半値近く下落したとはいえ、
日本の価格は適切なのだろうかと疑問にも思います。
当然、日本語の吹き替えや字幕はありませんが、映像中心の作品ですし、
英語字幕があるので、どうにかなると思います。
本当に素晴らしい映像なので、是非ともBDのハイビジョンで観て頂きたい作品です。
まだBDプレイヤーを持っていない方は、購入をお勧めします。
一度、BDの綺麗さを体験すると、もうDVDには戻れません(笑。

私も以前、中国への通販でトラブルになり、
返金して貰えるまで、何回も英文を書いて送ったりして、
大変な目にあった事あります。
海外通販はその様なトラブルがあったときの心配もありますが、
頑張ってみる価値もあると思いますので、
自己責任で挑戦してみて下さい。

当たり前ですが、私への苦情は一切受け付けません(笑。



読書の早春 
Thursday, February 5, 2009, 18:58 - 一般
1ヶ月以上、更新をさぼっていたので、お薦めの本が溜まってしまいました。
今回、まとめてご紹介します。

まずは、つい先日発売した道尾秀介さんの「鬼の跫音」です。
今までとは、少し作風が違う文芸ホラーの様な作品です。
短編集となっていますが、どの作品も明確な答えを
提示しないようになっていますので、
よく考えて読まないと、最後にあれっと、感じてしまうと思います。
私も何回か読み直しをしました。
短編の中でも必ず最後に、読者を驚かせる様な展開をもってくるのは、
流石の一言です。
雰囲気的には、乙一さんの「GOTH」に似ているような気がしました。
どの作品も水準以上には面白いので、是非お買い求め下さい。




次は、このミス2009でも上位だった牧薩次さんの「完全恋愛」です。
冒頭に完全恋愛について、このように書いてあります。
「他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。
では、他者にその存在さえ知られない恋は、完全恋愛と呼ばれるべきか?」
この意味は、最後の最後に分かるようになっています。
去年読んでいたら、「ゴールデンスランバー」とどちらを1位にしようか
悩んでいただろうと思うほどの傑作です。




同じくこのミス上位の多島斗志之さんの「黒百合」も面白かったです。
相当注意して読まないと、最後に何があったのか分かりませんので、
読まれる方は、ご注意を。
多島さんの作品では、「症例A」もお薦めです。




他には、誉田哲也さんの「ストロベリーナイト」と「ジウ」のシリーズ、
久坂部羊さんの「無痛」あたりは非常に面白いのですが、
描写がグロテスクなところもあり、万人にはお勧めしづらいものではあります。


と、久しぶりの更新なので、大量のお薦めになってしまいました(笑。
友人からまめに更新しろと、言われますので週一程度にはできるように頑張ります。



祝 このミス1位「ゴールデンスランバー」 
Thursday, December 4, 2008, 18:34 - 一般
昨日、「このミステリーがすごい!2009年度版」を早売りで見付け購入しました。

やはり、伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」が1位です。
これで多くの書店で平積みに戻され、多くの方に読まれる事になると思いますので、
嬉しい限りです。
私も2週間ほど前に再読し、最終章でまたもや号泣でした。

「このミステリーがすごい!2009年度版」

1位 「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎
2位 「ジョーカー・ゲーム」 柳広司
3位 「完全恋愛」 牧薩次
4位 「告白」 湊かなえ
5位 「新世界より」 貴志祐介
6位 「カラスの親指」 道尾秀介
7位 「黒百合」 多島斗志之
8位 「山魔の如き嗤うもの」 三津田信三
9位 「ディスコ探偵水曜日」 舞城王太郎
10位 「ラットマン」 道尾秀介

東野圭吾さんの「聖女の救済」も18位でしたので、
私のランキング5位までが、20位以内に入るという予想は当たりました。
道尾秀介さんは、1作を1票と集計すると、1位となるので、
こちらも予想通り、票割れしてしまいました。
多くの人に知ってもらいたい作家だけに残念です。

「ジョーカー・ゲーム」は、先週、帯の伊坂幸太郎さんのコメントを見て購入し、
読みましたが、2位というのも納得できる作品です。
どちらかというと、男性向きではあるような気はしますが。

9位の「ディスコ探偵水曜日」も一応、読んではいます。
上下巻で1000ページを超える大作ですけど、
最初から最後まで、とにかく内容が複雑で、意味不明です。
私の知的水準では全く理解出来ず、修行の様な辛い10時間でした(笑。
上下巻で4000円ほどしたので、引っ込みがつかずに
最後まで頑張りましたが、1000円ぐらいだったら諦めてたと思います(笑。
それでも、これだけ多くの人に支持される作品ですので、
ミステリーファンなら、チャレンジしてみるのも良いのでは無いでしょうか。
しかし、これがミステリーというジャンルに収まるのかすら不明です。



そして、道尾秀介さんの短編が載っている「七つの死者の囁き」も購入。
40ページにも満たない作品なので、警戒しつつ、じっくり読みましたが、
相変わらず、やられました。
泣きそうにもなりました。
「背の眼」、「骸の爪」のシリーズですが、こちらを読んでいなくても
全く問題がありませんので、気楽に読んでもらいたい作品です。




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